精選版 日本国語大辞典 「一服」の意味・読み・例文・類語
いっ‐ぷく【一服】
〘名〙
① (━する) タバコ、茶、薬などを一回のむこと。また、その量。〔文明本節用集(室町中)〕
② 特に、人などを殺すのに十分な毒薬の一包み。
※談義本・根無草(1763‐69)前「医者どもに申し付くれば、一ふくにてもやり付くる事、疫神などのおよぶべき所にあらず」
③ (━する) タバコをのんでしばらく休息すること。また、単にしばらく休息すること。小休止。
④ 取引相場で、相場の動きが、止まって保(も)ち合うこと。普通、「上げ一服」というように上がり続けてきた相場に対して使う。息入れ。〔取引所用語字彙(1917)〕
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