上田 保(読み)ウエダ タモツ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「上田 保」の解説

上田 保
ウエダ タモツ


肩書
元・大分市長

生年月日
明治27年

出生地
大分県大分市

学歴
法政大学卒

経歴
書生を経て、東京で弁護士を開業。戦時中大分に引き揚げ、昭和22年大分市長に当選。4期16年務め、38年退任。その後、全国で初めての回遊式水族館マリンパレスを建設、社長を務めた。市長時代はアイデア市長、ワンマン市長といわれ、卓抜した着想力と無類の実行力を発揮した。27年末から、高崎山野生ニホンザル餌付けを始め、火野葦平小説「ただいま零匹」のモデルになる。著書に素人にもわかりやくす解説した「趣味の法律」がある。

受賞
大分市名誉市民

没年月日
昭和55年6月6日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

20世紀日本人名事典 「上田 保」の解説

上田 保
ウエダ タモツ

昭和期の政治家 元・大分市長。



生年
明治27(1894)年

没年
昭和55(1980)年6月6日

出生地
大分県大分市

学歴〔年〕
法政大学卒

主な受賞名〔年〕
大分市名誉市民

経歴
書生を経て、東京で弁護士を開業。戦時中大分に引き揚げ、昭和22年大分市長に当選。4期16年務め、38年退任。その後、全国で初めての回遊式水族館マリンパレスを建設、社長を務めた。市長時代はアイデア市長、ワンマン市長といわれ、卓抜した着想力と無類の実行力を発揮した。27年末から、高崎山で野生のニホンザルの餌付けを始め、火野葦平の小説「ただいま零匹」のモデルになる。著書に素人にもわかりやくす解説した「趣味の法律」がある。

上田 保
ウエダ タモツ

昭和期の評論家,翻訳家 元・慶大経済学部教授。



生年
明治39(1906)年1月19日

没年
昭和48(1973)年4月11日

出生地
山口県

学歴〔年〕
慶大英文科〔昭和4年〕卒業

経歴
早くから英文学者として活躍し、のちに慶大教授となる。特にエリオットの翻訳者として著名で「エリオット詩集」をはじめ、多くの訳書がある。著書にも「概説世界文学」(昭25)をはじめ、「現代ヨーロッパ文学の系譜」「ヨーロッパ文学入門」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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