上御願遺跡(読み)いいぬうがんいせき

日本歴史地名大系 「上御願遺跡」の解説

上御願遺跡
いいぬうがんいせき

[現在地名]大里村大城

稲福いなふく集落御嶽である上御願(山グスクとも)一帯にある一三―一四世紀の集落遺跡。標高約一八〇メートルの丘陵上に分布する稲福いなふく遺跡群の中心的遺跡で、丘陵頂部から南斜面にかけて約一〇〇〇平方メートル余の範囲に形成されている。一九七一―七四年(昭和四六―四九年)と八一年に発掘調査が行われた。石積みなどの防御施設は確認されていないが、居住地を囲む柵などの防御施設があったと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android