上助淵村(読み)かみすけぶちむら

日本歴史地名大系 「上助淵村」の解説

上助淵村
かみすけぶちむら

[現在地名]神林村上助淵

山居さんきよ(九四・四メートル)南麓にあり、南を助淵川が流れる。東は山屋やまや村、北西志田平しだのひら村、西南は下助淵村、南東殿岡とのおか村に接する。雲上佐市郎の家臣八藤後教穀が当地へ逃れ、開拓した村と伝える。永正六年(一五〇九)の耕雲寺領納所方田帳(耕雲寺文書)には「助淵源三郎 一貫地梨ノ木田役三百文 鋳物師屋殿之分」などとある。文禄(一五九二―九六)頃の瀬波郡絵図には「大国但馬分上助淵村 上」とみえ、本納一八二石八斗六升四合八勺・縄高二八〇石二斗七升二合、家一八軒とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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