上久々茂村(読み)かみくくもむら

日本歴史地名大系 「上久々茂村」の解説

上久々茂村
かみくくもむら

[現在地名]益田市久々茂町

益田川中流域に位置し、南は大屋形おおやかた村、西は下久々茂村。地名は久々茂惣八幡宮の祭神菊理姫に由来するという(石見八重葎)。江戸時代の支配の変遷は益田村と同じ。元和五年(一六一九)の古田領郷帳に久々茂村とあり、高四一〇石余、年貢は田方一四二石余・畑方一一三石余。正保四年(一六四七)の古田領郷帳で上・下に分れ、「上久々も村」は高三一三石余、免五ツ九分。安永六年(一七七七)の村明細帳(右田家文書)には田二三町余・畑三三町余、上納半紙九五丸・中保七丸三〇束、家数七三・人口三四七とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android