上三所村(読み)かみみところむら

日本歴史地名大系 「上三所村」の解説

上三所村
かみみところむら

[現在地名]仁多町上三所

なか村の東に位置し、斐伊川の支流三所川の上流山間地のかなり広い盆地に立地する。南は下三所村。「出雲国風土記」所載の仁多郡三処みところ郷の最西部を占め、その遺称地とされる。盆地南方の須我非すがひ山は同書所載の同郡菅火野すがひぬとされ、須我乃非すがのひ社があったとされているが今はない。伝承によれば現郡村の大領こおりむらのだいりよう神社は須我乃非社を移したともいう。標高五七八・一メートルの同山は中世に砦が置かれたので、今ではじよう山とよばれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android