上一人(読み)カミイチニン

デジタル大辞泉 「上一人」の意味・読み・例文・類語

かみ‐いちにん【上一人】

上位の、第一人者の意》国王天皇。かみごいちにん。かみいちじん。「上一人より下万民に至るまで」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「上一人」の意味・読み・例文・類語

かみ【上】 一人(ひとり)

公卿など、血筋身分の高い主人。ご主人。
浮世草子好色一代男(1682)四「さる御所方の御女郎様達、あのうちに上(カミ)ひとり様もまぎれて御入のよし」

かみ【上】 一人(いちにん・いちじん)

最高の地位にある人。天皇。君主。かみごいちにん。
※金刀比羅本平治(1220頃か)上「上一人(カミイチジン)より下万人に申しかへたる詞づかひを学し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android