三重の糸

デジタル大辞泉プラス 「三重の糸」の解説

三重の糸

三重県四日市市大矢知地区で生産される、そうめん、ひやむぎなどの手延べ麺のうち、大矢知手延麺業組合に属する数軒の製麺所の製品だけにつけることが許されているロゴマーク。同地区は江戸時代から素麺産地として知られており、同組合のブランドには、ほかに「金魚印」「扇印」がある。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の三重の糸の言及

【そうめん(素麵)】より

…1645年(正保2)刊の《毛吹草》には,山城の〈大徳寺蒸素麪〉,大和の〈三輪素麪〉をはじめ,伊勢,武蔵の久我(こが),越前丸岡,能登和嶋(わじま),備前岡山,長門長府,伊予松山など諸国の名物そうめんがあげられている。いまは宮城県白石(しろいし)のうーめん,富山県砺波(となみ)の大門(おおかど)そうめん,三重県四日市の三重の糸,兵庫県竜野の揖保(いぼ)乃糸,奈良県桜井の三輪そうめん,徳島県の半田そうめん,香川県小豆島の島の光,愛媛県松山の五色(ごしき)そうめん,および,長崎県西有家(にしありえ)の須川そうめんなどが有名で,昔ながらの手延べそうめんが珍重される。寒中に製造されたのを倉庫にねかせ,梅雨どきの〈やく〉を過ぎてから出荷される。…

※「三重の糸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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