三遊亭 遊三(1代目)(読み)サンユウテイ ユウザ

20世紀日本人名事典 「三遊亭 遊三(1代目)」の解説

三遊亭 遊三(1代目)
サンユウテイ ユウザ

明治期の落語家



生年
天保11年(1840年)

没年
大正3(1914)年7月8日

出生地
江戸

本名
小島 長重

経歴
徳川幕府御賄方御家人・小島弥三兵衛長重といい江戸・小石川の小日向屋敷に住んでいたが、のちの初代三遊亭円遊とは手習い友達で、遊芸に凝り噺家をめざし2代目五明楼玉輔に入門、玉秀の名をもらう。のち雀家翫之助の名で寄席に出ていたが、明治維新後、一時司法省に務める。明治10年再び噺家を志し、旧知の円遊の門下となり遊三を名乗る。大正2年妻の甥に2代目を譲り隠居。得意は滑稽噺で「よかちょろ」を売り物とした。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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