三途の暗(読み)さんずのやみ

精選版 日本国語大辞典 「三途の暗」の意味・読み・例文・類語

さんず【三途】 の 暗(やみ)

亡者苦悩を受けなければならない三つの暗い境遇。三悪道
方丈記(1212)「抑(そもそも)一期の月影かたぶきて、余算、山の端に近し。たちまちに三途やみに向はんとす」
死後の不安なことのたとえ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android