三輪・纏向地区(読み)みわ・まきむくちく

日本歴史地名大系 「三輪・纏向地区」の解説

三輪・纏向地区
みわ・まきむくちく

三輪山・穴師あなし山麓から西方に広がる地域で、初瀬はせ川が地域の西南部を北西流する。また三輪・穴師両山の間を流れる巻向まきむく川は西流して初瀬川に流入する。古来山辺やまのべの道・かみツ道(上街道)南北に通り、大神おおみわ神社・大市おおち(箸墓)を中心として、古代大和の政治・文化の中心地であった。

明治二二年(一八八九)四月一日の町村制施行により、当区域内に属する式上郡の一八村が合併して、三輪村織田おだ村・纏向村三村が成立した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報