三番叟を踏む(読み)さんばそうをふむ

精選版 日本国語大辞典 「三番叟を踏む」の意味・読み・例文・類語

さんばそう【三番叟】 を 踏(ふ)

① (三番叟の尉(じょう)は、盛んに舞台を踏み鳴らして舞うところから) はげしくとんとんと足踏みする。
※雑俳・玉の光(1844‐45)「三番叟ふんで・うめぬさきからせがみ出し」
② (三番叟は能の最初に演じる祝儀的な曲の一つとして舞うところから) 口をきる。最初の役をつとめる。
洒落本・山下珍作(1782)武左「『左様なら、三番(サンバ)そうをふみませふ』『おしゃくをいたしやせう』」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android