三条西別院(読み)さんじようにしべついん

日本歴史地名大系 「三条西別院」の解説

三条西別院
さんじようにしべついん

[現在地名]三条市元町

浄土真宗本願寺派の別院。本尊阿弥陀如来。文政一一年(一八二八)の三条地震による多数の死者永代供養のため、大願たいがん寺の利教が発願奔走、当時の領主村上藩主内藤信恩が寺地三千坪を寄進して、本願寺派二〇代門主広如のとき、天保三年(一八三二)に創立された。年々、地震の日の一一月一二日を宗祖報恩講の初日として、震災物故者の追悼法要が営まれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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