三木里浦(読み)みきさとうら

日本歴史地名大系 「三木里浦」の解説

三木里浦
みきさとうら

[現在地名]尾鷲市三木里町

名柄ながら村の西、八十やそ川とくつ川に挟まれた丘陵台地にあり、村の中央を山後やまご川が流れ八十川河口に入る。集落中央を南北熊野街道が通る。西行が当地で詠んだ歌が「山家集」に載る。

<資料は省略されています>

戦国時代は三木里浦に三鬼新八郎・東兵庫・大倉丹後・中村兵内・浜主殿・世古主計・大門主馬のいわゆる三木庄七人衆がおり、うち三鬼新八郎が最も強大で、三木里浦に館を構え三木浦に城を築いた(「三鬼島由緒書」世古家蔵)

慶長検地高目録(和歌山県間藤氏蔵)に「三木里村」と記され家数七六。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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