20世紀日本人名事典 「三木 富雄」の解説
三木 富雄
ミキ トミオ
昭和期の彫刻家
- 生年
- 昭和12(1937)年12月18日
- 没年
- 昭和53(1978)年2月15日
- 出生地
- 東京
- 学歴〔年〕
- 東京衛生学校〔昭和32年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 現代日本美術コンクール賞(第6回)〔昭和39年〕
- 経歴
- 学校を出てから読売アンデパンダン展に出品、吉村益信、篠原有司男らと親交を結び、廃品で作ったオブジェをいくつか発表した後、突然、アルミ合金を素材にした「耳」の彫刻を作り始める。38年読売アンデパンダン展に「あなたの保険」と題した耳の彫刻の連作を出品して注目され、個展でたてつづけに「耳」を発表、“耳の三木”として有名になった。43年ベネチア・ビエンナーレに出品。のちプラスチックやガラス板などの多角的構成へと展開した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報