三戒壇(読み)サンカイダン

デジタル大辞泉 「三戒壇」の意味・読み・例文・類語

さん‐かいだん【三戒壇】

奈良時代勅命によって設けられた3か所の戒壇大和東大寺下野しもつけ薬師寺筑前観世音寺のもの。

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精選版 日本国語大辞典 「三戒壇」の意味・読み・例文・類語

さん‐かいだん【三戒壇】

奈良の東大寺、下野の薬師寺、筑前の観世音寺の三寺院に設けてある戒壇。

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「三戒壇」の解説

三戒壇
さんかいだん

律令国家が正式の授戒の場として設立した3カ所の戒壇のこと。鑑真(がんじん)の来朝後東大寺に戒壇院が設けられ,ついで下野の薬師寺と筑紫の観世音寺にも戒壇院がおかれて三戒壇と総称された。

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とっさの日本語便利帳 「三戒壇」の解説

三戒壇

聖武天皇の命で築かれた戒壇(僧侶戒律を授ける壇)。▽東大寺(大和)、薬師寺(下野)、観世音寺(筑前)

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