三川遺跡(読み)みかわいせき

日本歴史地名大系 「三川遺跡」の解説

三川遺跡
みかわいせき

[現在地名]多気町土羽 三川

土羽茶屋とばぢやや東方、南の谷水田に向けて張出す台地先端部にあり、平林ひらばやし遺跡が西南約八〇〇メートルにある。標高は約三八メートル。水田面との比高は三メートルに満たない。現況は畑地遺物の散布範囲は三〇メートル四方ほどで、先土器時代の遺物が主である。ナイフ形石器・石刃・掻器のほか、石核・剥片多数がみつかっている。石材はチャートがほとんどで、頁岩サヌカイトが若干みられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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