三小牛村(読み)みつこうじむら

日本歴史地名大系 「三小牛村」の解説

三小牛村
みつこうじむら

[現在地名]金沢市三小牛町

山科やましな村の南東伏見ふしみ川上流域の台地上に位置する。三子牛とも記した。当地一帯で語り継がれる芋掘り藤五郎の伝説によると、昔、大晦日の夜に付近の山から黒・白・黄の三頭の子牛が現れたという。ところが翌朝三頭は金・銀・鉄の塊になっていた。そこで山科村の住人藤五郎は、これを阿弥陀如来像・薬師如来像の二像に鋳立てて安置した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android