三国峠(大分県)(読み)みくにとうげ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「三国峠(大分県)」の意味・わかりやすい解説

三国峠(大分県)
みくにとうげ

大分県南部、豊後大野市(ぶんごおおのし)と佐伯市(さいきし)の間、国道326号にある峠。標高約600メートル。1877年(明治10)西南戦争古戦場眺望よく、北麓(ほくろく)の内山観音(うちやまかんのん)までの8キロメートルのサクラ並木道沿線地区とともに、祖母傾国定公園(そぼかたむきこくていこうえん)の一部となる。臼杵(うすき)・竹田(たけた)・佐伯三藩領の境にあったためこの名を得たという。

[兼子俊一]

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