三久須村(読み)みくすむら

日本歴史地名大系 「三久須村」の解説

三久須村
みくすむら

[現在地名]大田市水上町三久須みなかみちようみくす

福原ふくはら村の西、石見銀山せん山南麓に位置し、銀山からはぎ峠を越え、当村を経て邑智おおち郡方面へ向かう道が通る。貞応二年(一二二三)三月日の石見国惣田数注文に大家おおえ庄の一部として「三久須 二丁三百卜」とみえる。弘治二年(一五五六)銀山の尼子軍攻撃に毛利元就が援軍として出陣したと聞いた尼子方は浮足立ち、尼子方の「三久須・矢筈・三ツ子已下敵城」の諸勢はすべて退散したという(八月九日「毛利元就書状」小早川家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android