七沢温泉(読み)ななさわおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「七沢温泉」の意味・わかりやすい解説

七沢温泉
ななさわおんせん

神奈川県厚木市の西部山麓(さんろく)玉川支流に湧(わ)く温泉。近くの広沢寺(こうたくじ)、また北東方の飯山(いいやま)両温泉とともに巨視的に丹沢山地の東縁に南北に並ぶ温泉列をなす。泉質は炭酸水素塩泉。泉温20℃で加熱のうえ浴用に供する。南東の七沢城跡(扇谷(おうぎがやつ)上杉定正(さだまさ)の居城跡)には県立リハビリテーションセンターが設けられている。冬のイノシシ鍋(なべ)は名物。小田急電鉄小田原(おだわら)線本厚木・伊勢原(いせはら)両駅からバスが通ずる。

[浅香幸雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「七沢温泉」の解説

七沢温泉

神奈川県厚木市西部、大山の東稜にある温泉。小林多喜二が滞在し、小説オルグ」を執筆した旅館がある。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android