一稚児(読み)いちちご

精選版 日本国語大辞典 「一稚児」の意味・読み・例文・類語

いち‐ちご【一稚児】

〘名〙 (比叡山の僧たちが「一稚児・二山王」といって、稚児を第一にかわいがったところから) 稚児の称。
七十一番職人歌合(1500頃か)六八番「ひえあがる我が独ねのとことはにいちちごならぬ人ぞ恋しき」

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