一本杉村(読み)いつぽんすぎむら

日本歴史地名大系 「一本杉村」の解説

一本杉村
いつぽんすぎむら

[現在地名]五泉市一本杉

阿賀野川早出はいで川の形成した氾濫原上にあり、東は高山たかやま村、南は論瀬ろんぜ村に接する。古くは阿賀野川の中洲で、茱の木島ぐみのきじま問答島もんどうじま午島うまじま鍛冶島かじしま稲荷島いなりじまなど島のつく字名が多い。正保国絵図に二七〇石余とあり、村上藩領であった。万治二年(一六五九)検地帳(剣持家文書)によると村高は四九〇石三斗余で、うち本田が四五七石余、新田は三三石二斗余とある。

一本杉村
いつぽんすぎむら

[現在地名]浜松市萩丘はぎおか一―五丁目・さいわい一―五丁目・小豆餅あずきもち一―四丁目・葵東あおいひがし一丁目

上島かみじま村の西、三方原台地の東縁に位置。西端の台地上を本坂通が通り、往還の長さ一千六三八間、すべて並木であった(東海道宿村大概帳)。松平忠頼領郷村帳では高四九石余、田四町九反余。慶長一五年(一六一〇)の水野重仲知行割帳では張紙に村名がみえ、高四九石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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