一日猿楽に鼻を欠く(読み)いちにちさるがくにはなをかく

精選版 日本国語大辞典 「一日猿楽に鼻を欠く」の意味・読み・例文・類語

いちにち【一日】 猿楽(さるがく)に鼻(はな)を欠(か)

(一日猿楽を催したために、きわめて大きい経費に苦しむ意。また、一説に、猿楽を一日習ったために、たいせつな鼻にけがをする意ともする) 得る所が少なく、失うことの多いたとえ。少しの楽しみのために大損をする。
平治(1220頃か)中「一日の猿楽に鼻をかくといふ世俗のことばこそあるに、信頼は一日の軍に鼻をかきけり」

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