一念不生（読み）イチネンフショウ

デジタル大辞泉「一念不生」の意味・読み・例文・類語

仏語。心中に一つの妄念さえ起こらない境界きょうがい。

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〘名〙仏語。心統一が完成し、どんな妄想も一切起こらない境界(きょうがい)。「華厳経」に説くことば。

※俊成卿女集（1233頃か）「一念不生のところに向ひてしばらくねぶり居たるに」〔華厳五教章‐一〕

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