一介・一芥(読み)いっかい

精選版 日本国語大辞典 「一介・一芥」の意味・読み・例文・類語

いっ‐かい【一介・一芥】

〘名〙 (多く「の」を伴って連体修飾語として用いられる。「介」は「个(か)」に通じる) わずかなこと。少しばかりのこと。また、一人(ひとり)価値のない、つまらないひとり。〔文明本節用集(室町中)〕
都鄙問答(1739)四「聖人不義の物は一芥(カイ)をも受玉はず」
左千夫歌集(1920)〈伊藤左千夫〉明治三七年「吾等一介の文士と雖も」 〔孟子‐万章・上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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