一の糸(読み)イチノイト

デジタル大辞泉 「一の糸」の意味・読み・例文・類語

いち‐の‐いと【一の糸】

三味線・琴などの第一の弦。最も太く、調子は最も低い。

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精選版 日本国語大辞典 「一の糸」の意味・読み・例文・類語

いち【一】 の 糸(いと)

(一番目の糸の意) 三味線、琴、琵琶などに張ってある糸で一番手前にあるもの。最も太く調子も一番低い。
※雑俳・柳多留‐四(1769)「一の糸新ぞう呼んで喰い切らせ」

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世界大百科事典(旧版)内の一の糸の言及

【糸】より

…楽器により糸の呼名が違う。三味線では太い順に〈一の糸〉〈二の糸〉〈三の糸〉と呼ぶ。弦楽器三味線【植田 隆之助】。…

※「一の糸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」