ワイセルベルクの戦い(読み)ワイセルベルクのたたかい(英語表記)Battle of Weisser Berg

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワイセルベルクの戦い」の意味・わかりやすい解説

ワイセルベルクの戦い
ワイセルベルクのたたかい
Battle of Weisser Berg

白山戦い,ビーラ・ホラの戦いとも呼ばれる。三十年戦争初期の戦いの一つ。プラハ西方,ワイセルベルクで,1620年 11月8日,神聖ローマ皇帝フェルディナント2世にそむいた H.M.トゥルンの率いるボヘミアドイツプロテスタント同盟軍が J.ティリーの率いるオーストリア,ドイツ,スペインのカトリック連合軍と戦って完敗した。これより前,19年ボヘミアの新教徒はプロテスタント同盟の盟主ファルツ選帝侯フリードリヒ5世をボヘミア王に擁立していたが,この戦いに敗北したフリードリヒオランダに逃れ,わずか一冬だけのボヘミア王に終ったのでボヘミアの「冬王」と呼ばれた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android