栄養・生化学辞典 の解説 レニンアンギオテンシン系 血圧制御機構の一つで,腎臓から分泌されるタンパク質分解酵素レニンと,血中にあるその基質アンギオテンシノーゲン(レニン基質)とが血圧を調節する系.レニンはアンギオテンシノーゲンに作用してアンギオテンシンIを生成し,これがアンギオテンシン変換酵素の作用でアンギオテンシンIIに変化して血圧上昇をもたらす.アンギオテンシンIIはさらにアンギオテンシンIIIに変換される.アンギオテンシンIIIはナトリウムの再吸収を促進し,アルドステロンの分泌を促進する. 出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報