ルクセンブルク〔大公国〕(英語表記)Luxemburg[ドイツ],Luxembourg[フランス]

山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説

ルクセンブルク〔大公国〕(ルクセンブルク)
Luxemburg[ドイツ],Luxembourg[フランス]

ドイツフランスベルギーに囲まれた大公国。この地を支配したルクセンブルク家は,14世紀には神聖ローマ皇帝を出すほどに栄えたが,15世紀以来衰え,やがてこの地も外国支配下を転々とし,ウィーン会議でオランダ国王を大公とする大公国となってドイツ連邦に加盟した。1866年ドイツ連邦が解散し,この地をめぐって独仏の対立が激化すると,67年列強は永世中立を保障した。しかし2度の世界大戦ではドイツ軍の侵入を受けた。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報