ルイ4世(海外王)(読み)ルイよんせい[かいがいおう](英語表記)Louis IV, d'Outremer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルイ4世(海外王)」の意味・わかりやすい解説

ルイ4世(海外王)
ルイよんせい[かいがいおう]
Louis IV, d'Outremer

[生]921
[没]954.9.10. ランス
カロリング朝末期の西フランク王 (在位 936~954) 。シャルル3世 (単純王)の子。父王の廃位後,イングランド亡命,そこで成人し,936年パリ伯ユーグに招かれて帰国,即位した。このため「海外王」と称される。カロリング朝の王威ははなはだふるわず,2度にわたるノルマン人侵入を効果的に阻止することができなかったうえ,実権を握るパリ伯および反乱貴族との抗争に終始した。落馬による負傷が原因で死亡。

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