リルウ(読み)りるう

日本歴史地名大系 「リルウ」の解説

リルウ
りるう

アイヌ語に由来する地名。コタン名のほか岬名として記録されている。天保郷帳には「アツケシ持場」のうち「リルウ」とみえ、当地一帯は近代に入って真竜しんりゆう村に包含された。仮名表記は「リルウ」(東蝦夷地場所大概書・東行漫筆・廻浦日記)のほか「リロ(木村「蝦夷日記」)、「リルイ」(谷「蝦夷紀行」)、「リルト」(「蝦夷日誌」一編)がある。谷「蝦夷紀行」に「リルイ(中略)此、沼口にて西岸の嘴なり」(寛政一一年七月二日条)とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android