リヒテンシュタイン(Alfred Lichtenstein)(読み)りひてんしゅたいん(英語表記)Alfred Lichtenstein

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

リヒテンシュタイン(Alfred Lichtenstein)
りひてんしゅたいん
Alfred Lichtenstein
(1889―1914)

ドイツ詩人ベルリン生まれ。表現主義運動の高まりのなかで、20世紀初頭の不安な時代相を忠実に表現する形式原理として、初期表現主義の特徴一つである「行列様式」をもっとも発展させた詩人。第一次世界大戦参戦、戦死する。おもな作品は『クーノ・コーンの詩』(1913)、『詩と物語』(1919、没後刊)など。

[内藤道雄]

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