ララ州(読み)ララ(英語表記)Lara

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ララ州」の意味・わかりやすい解説

ララ〔州〕
ララ
Lara

ベネズエラ西部の州。州都バルキシメトメリダ山脈北東に続くセゴビア高地にある。しばしば干魃に見舞われる乾燥地域で,農業は山地の河谷と段丘にかぎられるが,古くから農業が主産業となっている。カカオトウモロコシジャガイモ,タバコなどの自給用の作物のほか,サイザルアサ,コーヒーなどの換金作物の栽培が盛ん。特にサイザルアサはベネズエラの生産量の大半を生産,これを用いたバッグ,袋類,紐類などの製造も重要産業となっている。北部ではヤギ,カロラを中心とした西部ではウシ飼育が盛ん。道路網は比較的よく発達し,州中央部をパンアメリカン・ハイウェーが通る。面積 1万9800km2。人口 179万5069(2007推計)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android