ラドゥ ルプー(英語表記)Radu Lupu

現代外国人名録2016 「ラドゥ ルプー」の解説

ラドゥ ルプー
Radu Lupu

職業・肩書
ピアニスト

国籍
ルーマニア

生年月日
1945年11月30日

出生地
ガラツ

受賞
バン・クライバーン国際ピアノコンクール第1位〔1966年〕,ジョルジュ・エネスコ国際コンクール第1位〔1967年〕,リーズ国際ピアノコンクール第1位〔1969年〕

経歴
6歳からピアノを始め、12歳で初リサイタルを開催。ブカレストでフロリカ・ムジチェスクに師事。1961年モスクワに留学モスクワ音楽院でネイガウス父子に師事。’66年バン・クライバーン国際ピアノ・コンクール、’67年ジョルジュ・エネスコ国際コンクール、’69年リーズ国際ピアノ・コンクールに優勝。’69年11月ロンドンにデビュー。’72年米国にデビュー。以来、ベルリン・フィルを始め欧米各地のオーケストラと共演するなど、ロンドンを本拠に演奏活動を行う。旋律の歌わせ方は格別に味わい深いものがあり、“歌うピアノ”“1000人に一人のリリシズム”とよばれる。ベートーヴェンシューベルトブラームスなどを得意とする。’73年初来日。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「ラドゥ ルプー」の解説

ラドゥ ルプー
Radu Lupu


1945.11.30 -
ルーマニアのピアノ奏者。
ガラツ生まれ。
6歳でピアノを始め、ブカレスト音楽院を経て、モスクワ音楽院に留学してノイハウス父子に師事。1966年クライバーン国際コンクール、’67年エネスコ国際コンクール、’69年リーズ国際コンクールで優勝。同年にロンドンでデビュー、成功を収め、以来ロンドンを中心に演奏活動を行う。’73年初来日。’75年にはイギリス現代作曲家アンドレ・チャイコフスキーのピアノ協奏曲初演、注目を集める。一音一音を入念かつ叙情的に歌い込む独特の演奏スタイルで知られ、特にシューベルト、ブラームスで洗練された芸風を示す。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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