ヨセフ・ジョン トムソン(英語表記)Joseph John Thomson

20世紀西洋人名事典 の解説

ヨセフ・ジョン トムソン
Joseph John Thomson


1856.12.18 - 1940.8.30
英国物理学者
元・ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ学長。
マンチェスター郊外のチーザム・ヒル生まれ。
電子を発見したイギリスの物理学者で、ケンブリッジ大学で学ぶ。1884年同大学キャベンディッシュ研究所長となる。1905年王立科学研究所教授を経て、’18年ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ学長。真空放電現象を研究し、電子の存在を確立した。原子模型考案(’03年)やカナル線の研究により質量分析器を作成し、ネオン同位元素も発見。’06年ノーベル物理学賞受賞。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

線状降水帯

線状に延びる降水帯。積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらす。規模は、幅20~50キロメートル、長さ50~300キロメートルに及ぶ。台風に伴って発達した積乱雲が螺旋らせん状に分布する、アウターバンドが線状...

線状降水帯の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android