ヤコービー(英語表記)Johann Jacoby

改訂新版 世界大百科事典 「ヤコービー」の意味・わかりやすい解説

ヤコービー
Johann Jacoby
生没年:1805-77

ドイツ,ケーニヒスベルク(現,カリーニングラード)生れのユダヤ系の医師。1830年代から東プロイセン州の自由主義・民主主義運動の中心人物として活動し,1841年,出版の自由と国会の開設を要求する小冊子《四つの問い,一東プロイセン人による回答》を著したことにより国事犯として訴追を受けるが無罪となり,その名を全ドイツに馳せる。48年革命期にはフランクフルト国民議会の極左派議員として人民主権,人民武装,労働者の諸権利のために尽力ビスマルク時代においても,かつての48年革命家たちの大半がビスマルクに拝跪(はいき)するなか,ひとりアルザス,ロレーヌのドイツ併合に反対し,孤高の生涯を終える。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android