モナコ大公宮殿(読み)モナコタイコウキュウデン

デジタル大辞泉 「モナコ大公宮殿」の意味・読み・例文・類語

モナコたいこう‐きゅうでん【モナコ大公宮殿】

Palais Princier de Monaco南ヨーロッパ地中海に臨むモナコ公国の旧市街にあるモナコ大公の宮殿。13世紀に、ジェノバ人が築いた要塞跡に城が建てられ、18世紀に現在見られるルネサンス様式の宮殿になった。歴史博物館を併設するほか、大公家の美術品などを展示している。

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世界の観光地名がわかる事典 「モナコ大公宮殿」の解説

モナコたいこうきゅうでん【モナコ大公宮殿】

地中海沿岸のコートダジュール(Côte d'Azur)にある都市国家モナコ公国のモナコヴィル(旧市街)、フォントヴィエイユ港を見下ろす、海に突きだした断崖の丘の上にある宮殿。かつてイタリアの海洋都市国家ジェノバ共和国が築いた要塞の跡地に、1215年に貴族の城館が築かれ、18世紀にイタリアルネサンス様式の豪華な宮殿に改築されて、今日に至っている。6~10月の間は宮殿内を見学することができる。宮殿内にはルイ15世の間、王座の間、イタリア様式の回廊、パラティン礼拝堂、サンマリーの塔などがあり、調度品やフレスコ画などの美術品が置かれている。また、モナコの歴史資料などが展示された歴史博物館も併設されている。宮殿前の広場では、毎日11時55分から衛兵交代式が行われる。

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