メージュ山(読み)めーじゅさん

改訂新版 世界大百科事典 「メージュ山」の意味・わかりやすい解説

メージュ[山]
Meije

フランスアルプスの結晶岩山地のひとつであるエクラン(またはペルブー)山塊北端,ロマンシュ川の南岸に位置する山で,東峰(3890m),中央峰(3974m),西峰(またはグラン・ピク,3983m)の3峰からなる。1877年8月16日ボアロ・ド・カステルノとガイドのガスパール父子によって初登頂された。エクラン国立公園に属し,現存する氷河の上に鋸状の岩峰がそびえる。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「メージュ山」の意味・わかりやすい解説

メージュ山
めーじゅさん

ラ・メージュ山

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世界大百科事典(旧版)内のメージュ山の言及

【アルプス[山脈]】より

…とくに標高は4000m以下でも,技術的にはさらに困難な高峰がいくつも残っていた。その代表的なものがゼクラン山群のメージュ(3983m)で,77年にB.deカステルノの一行によって初登頂された。 このように未登の困難な3000m級の諸峰を目標にする一方,すでに初登頂された峻峰を,今度はさらにむずかしいルートから登はんするという新しい傾向が生まれ,アルプスは再征服時代を迎えた。…

【ドーフィネ】より

…東側からブリアンソネ,ケラスそしてアンブルネ山系があり,片岩質の岩石からなって,険しい山地群を形成している。それらの西側に位置する中央部の結晶岩質地帯は,ベルドンヌ山塊とオアザン盆地からなり,この部分はドーフィネ地方の中でも最も標高の高い地帯で,メージュ山(3987m)やエクラン山壁(4102m)が連なる。ドラック川とイゼール川が発するプレ・アルプスやアルプス・シヨン地方は,ドーフィネの西部と南部を占めている。…

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