メンブランフィルター

化学辞典 第2版 「メンブランフィルター」の解説

メンブランフィルター
メンブランフィルター
membrane filter

濾過に使われる濾材の一種.溶液大気中に存在するごく細かい粒子や,微生物などを分離するフィルターをいう.濾材として多孔性の物質(一般に繊維)が使われる.繊維が不規則な網目になっていて,そこに粒子を捕そくするデプスフィルターと,繊維が一定の径の孔をもったもので,その孔を溶媒や大気が通過するとき,孔より大きいものを分離するメンブランフィルターとに大別される.一般に質の高い濾過をするときに,メンブランフィルターを使用する.メンブランフィルターの材質として,酢酸セルロースセルロースエステルテフロンナイロンポリエーテルなどが使用され,また孔径は0.04~0.8 mm のものがある.製薬,醸造,飲料,半導体など,幅広い分野で使われている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「メンブランフィルター」の解説

メンブランフィルター

 膜状ろ過器.菌のろ過などに使う.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

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