メタロシリケート

化学辞典 第2版 「メタロシリケート」の解説

メタロシリケート
メタロシリケート
metallosilicate

ゼオライト骨格中のアルミニウム原子を,ほかの金属原子(ガリウム,チタンバナジウム,鉄,亜鉛,スズなど)に置換したメタロケイ酸塩型ゼオライトの総称固体酸触媒としては,置換した原子の種類により酸強度が異なるほか,骨格中の金属イオンが孤立しているために,通常の金属酸化物触媒とは異なる触媒機能を発揮する.たとえば,チタンで置換されたチタノシリケートは,TiO2と比較して光触媒活性は認められないが,過酸化水素を用いた液相酸化触媒として有効である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android