ムーサー・アルカージム(英語表記)Mūsā al-Kāẓim

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ムーサー・アルカージム」の意味・わかりやすい解説

ムーサー・アルカージム
Mūsā al-Kāẓim

[生]?
[没]799
イスラム教シーア派の代表的分派十二イマーム派の認める第7代イマーム (教主) 。 765年第6代イマーム,ジャーファル・アッサーディクの死と同時に,第7代認定をめぐってシーア派は,ムーサーを認める十二イマーム派とその兄イスマーイールを認めるイスマーイール派とに分裂した。ムーサーは,アッバース朝ハールーン・アッラシードの命により捕えられ,バグダードで毒殺されたと伝えられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android