ムジーク

デジタル大辞泉 「ムジーク」の意味・読み・例文・類語

ムジーク(〈ロシア〉muzhik)

《「ムジック」とも》ロシア帝政時代の農民

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ムジーク」の意味・読み・例文・類語

ムジーク

〘名〙 (mužik)⸨ムジック⸩ 百姓。農民。
※明治大正見聞史(1926)〈生方敏郎憲法発布日清戦争ロシヤのムジックが廃帝ニコラスのあいのこを礼拝したように」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のムジークの言及

【音楽】より

…しかし,西欧の〈音楽〉に関する概念にもそれなりの変遷があった。英語のミュージックmusic,ドイツ語のムジークMusik,フランス語のミュジックmusique,イタリア語のムージカmusicaなどの語の共通の語源とされるのは,ギリシア語の〈ムシケmousikē〉であるが,それはそもそも〈ムーサMousa〉(英語でミューズMuse)として知られる女神たちのつかさどる技芸を意味し,その中には狭義の音芸術のほか,朗誦されるものとしての詩の芸術,舞踊など,リズムによって統合される各種の時間芸術が包含されていた。このように包括的な〈音楽〉の概念は,ヨーロッパ中世においては崩壊し,それに代わって思弁的な学として〈自由七科septem artes liberales〉の中に位置づけられる〈音楽〉と演奏行為を前提として実際に鳴り響く実践的な〈音楽〉の概念が生まれたが,後者は中世からルネサンスにかけてのポリフォニー音楽の発展につれて,しだいにリズム理論,音程理論などを内部に含む精緻な音の構築物へと進化した。…

※「ムジーク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」