ミヤマウズラ(深山鶉)(読み)ミヤマウズラ(英語表記)Goodyera schlechtendaliana

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミヤマウズラ(深山鶉)」の意味・わかりやすい解説

ミヤマウズラ(深山鶉)
ミヤマウズラ
Goodyera schlechtendaliana

ラン科の常緑の多年草。アジア東部の暖帯に分布し,日本のほぼ全域で山の林下のやや乾いたところに生える。茎は多肉で緑白色紐状地上をはい,上部は斜上する。茎の各節の腹面から綿毛をもつ根を出す。葉は全縁の卵状楕円形ないし狭卵形で,やや厚く白色の斑 (ふ) が入ることが多い。茎の斜上した部分の下部に集ってつく。夏に,茎頂からちぢれた毛のある花茎を伸ばし,その一側に数個の白または淡紅色の花を穂状にまばらにつける。花被片は先がとがり,外花被片の外側には毛がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android