ミズユキノシタ(読み)みずゆきのした

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ミズユキノシタ」の意味・わかりやすい解説

ミズユキノシタ
みずゆきのした / 水雪下
[学] Ludwigia ovalis Miq.

アカバナ科(APG分類:アカバナ科)の多年草。茎は泥土をはってひげ根を下ろし、長さ20~40センチメートル。葉は短柄があり、長さ1~2.5センチメートルで薄質。7~10月、葉腋(ようえき)に淡黄緑色の小花を単生する。花柄、花弁ともになく、萼片(がくへん)は4枚、三角形で長さ約2ミリメートル、果期にも残る。雄しべは4本。雌しべは1本。蒴果(さくか)は楕円(だえん)形で長さ4~5ミリメートル。種子卵形で長さ0.8ミリメートル、赤褐色で光沢があり、一側に付属体がある。水辺に生え、本州から九州、および朝鮮半島南部、中国に分布する。

[小林純子 2020年8月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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