ミサオノキ(操の木)(読み)ミサオノキ(英語表記)Randia cochinchinensis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミサオノキ(操の木)」の意味・わかりやすい解説

ミサオノキ(操の木)
ミサオノキ
Randia cochinchinensis

アカネ科の常緑低木。東アジア,インドオーストラリアに広く分布し,西日本の暖地山地に生える。幹は高さ2~3mでとげはない。全体に無毛で,葉は柄があって対生し,長さ7~10cmの長楕円形で先はとがり,革質で光沢がある。5~6月に,葉腋から集散花序を出す。花序の柄は短い。萼は小さくて4裂し,花冠は黄色でつぼみのときにはねじれている。核果は丸く黒熟し,翌春まで残る。

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