百科事典マイペディア の解説 マンデル=フレミングモデル 固定価格のもとで国内経済と対外経済との関係を同時に分析することを目的としたモデル。国民所得と利子率を,物価水準が一定という仮定のもとでマクロ経済学のIS-LMモデルにさらに国際収支線(経常収支)を導入して分析する。国内の均衡を財政政策で,対外均衡を金融政策で同時均衡させようとするのがR.マンデルの〈マンデルの原則Mundell principle〉である。実際には各国の重点政策が異なるので,先進7ヵ国財務相中央銀行総裁会議などで協議した協調政策はうまく機能していない。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報