マフノ運動(読み)マフノうんどう(英語表記)makhnovshchina

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マフノ運動」の意味・わかりやすい解説

マフノ運動
マフノうんどう
makhnovshchina

ロシア革命期のウクライナのアナキスト系革命派の運動。 N.マフノ (1889~1922) に率いられたウクライナの農民軍は,ドイツ=オーストリア軍や民族主義勢力と戦い,次いで A.デニーキンの白衛軍を打ち破り,最盛時2万の兵力を擁した。政党からの自由,社会的平等の実現,農村コミューンの建設などの目標を追求したが,1920年ソビエト政府軍により鎮圧された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android