日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
マディソン(アメリカ合衆国)
までぃそん
Madison
アメリカ合衆国、ウィスコンシン州中南部、モノナ湖とメンドタ湖に挟まれた都市で、同州の州都。人口20万8054(2000)。豊かな農業地帯に位置し、商工業の中心地であり、自動車部品、工作機械、医療器具、精肉など多種工業が発達している。1836年にウィスコンシン準州の州都として町が建設され、1856年より市制が施行された。ウィスコンシン大学(1849年開学)マディソン校を中核にセイクレッド・ハート・エッジウッド校(カトリック系)、マディソン大学などが所在し、優れた美術館、図書館も多い。湖と豊かな緑に包まれた落ち着いた町並みには定評があり、市の中央部にあるルネサンス風の州議事堂(1917完成)は、市のシンボルとして親しまれている。地名は4代大統領J・マディソンにちなむ。
[作野和世]
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