ポンティノ湿地帯(読み)ポンティノしっちたい(英語表記)Agro Pontino

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポンティノ湿地帯」の意味・わかりやすい解説

ポンティノ湿地帯
ポンティノしっちたい
Agro Pontino

イタリア中西部,ラツィオ州,チレニア海沿岸の湿地帯。幅8~16km,長さ約 50km。古代ローマ時代からマラリアのはびこる湿原であった。 1928年以来ムッソリーニ政権下で総合的な干拓事業が進められ,現在ではコムギテンサイ飼料作物などの栽培地帯になっている。干拓に伴い,ラティナ,ポンティニアをはじめ計画的な諸集落が建設された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android